Innovators’ Salon
ベンチャー経営における法務的諸問題 ~持株比率と資本政策に関する論点を中心に~
2018.03.07(水)
Innovators’ Salon
ベンチャー経営における法務的諸問題 ~持株比率と資本政策に関する論点を中心に~
内容:
ベンチャー企業が事業を遂行し、成長させていくうえで、資金調達は不可欠である。経営者は、事業の成長ステージに合わせ、それぞれにおいて必要な資金調達を行うため、「資本政策」の立案、実行することとなる。資本政策立案の過程では、「資金調達」と「株主構成」のバランスを取りながら、適正な資本規模や株式数へ導くことが求められ、資本政策を誤ると、適切な意思決定ができなくなるなどベンチャー企業の健全な成長を阻害されることもあり、また、事後的に資本構成の適正化を行うことは困難であることも多い。今回のInnovators’ Salonでは、資本政策に関する実務経験を豊富に有する弁護士を招き、そもそも株式とは何か、株主とはどのような権利を有しているのかといった会社法上の基本的な知識から出発して、資本政策を実行するうえで実務上重要となる知識について、ケーススタディも使いながら堅苦しくない雰囲気で解説していただく。
日時:2018年3月28日(水)16:00~18:00(講演90分、質疑応答30分)
会場:テクノアライアンス棟2F B205セミナー室
ゲスト:林 宏和 森・濱田松本法律事務所大阪オフィス共同代表 弁護士(大阪弁護士会)
(経歴)
2003年 東京大学経済学部 卒業
2004年 弁護士登録 森・濱田松本法律事務所入所
2009年 Northwestern University School of Law, Kellogg School of Management
卒業 (LL.M. with honor)(Certificate in Business Administration)
2009年~2010年 Jenner & Block法律事務所(シカゴ)で執務
2010年 米国カリフォルニア州弁護士登録
2010年 米国メイン州公認会計士試験合格
2014年 森・濱田松本法律事務所大阪オフィス共同代表(現任)
(専門領域)
M&A、LBOファイナンス及びベンチャー/プライベートエクイティ業務を中心に、企業法務全般を広く取り扱う。M&A業務では、近時、特に日本企業による米国・欧州企業の買収案件を中心とするクロスボーダー案件の取扱いが増えている。また、ベンチャー/プライベートエクイティの分野では、ファンド組成から、優先株式を用いた投資スキーム/資本政策の策定、ベンチャー企業による日常の法律相談まで幅広く取り扱っている。
対象:大学発ベンチャー企業関係者、大学教職員など
お申し込み:以下のアドレスまでお問い合わせください。iclub@uic.osaka-u.ac.jp
主催:大阪大学共創機構産学共創本部 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社