大阪大学新技術説明会(2018年1月25日)開催報告

2018.04.05(木)

お知らせ

阪大発研究シーズの技術移転に
本気で取り組む200名以上が来場

大阪大学新技術説明会とはJSTと大阪大学が主催する産学マッチングイベントです。阪大発の研究成果(特許)の実用化(技術移転)を目的に、新技術や産学連携に関心のある企業に向けて、阪大研究者(=発明者)自らがプレゼン、名刺交換、個別相談を行います。JSTが産と学の出会いの場をつくり、産学共創本部がここで出会った企業と研究者を協業へと導きます。

 

大阪大学新技術説明会プレゼン内容一覧

目次

★阪大研究者と出会うために200名以上が来場
★プレゼンの聴衆は本気で技術移転を目指す企業のみ
★ハイテンション!?な名刺交換は最高1人 で18社
★ヒット率の高さが際立つ個別相談では、連続9社とのマラソン相談も
★会場で出会った企業が、東京から阪大に続々と来訪中

阪大研究者と出会うために200名以上が来場

平成30年1月25日(木)JST東京本部別館で開催された「大阪大学新技術説明会」には、阪大発研究シーズの技術移転を目指す企業などからの243人が来場されました。

当日は平日にもかかわらず、阪大研究者と出会うために朝早くから企業の方が続々と会場入り。プレゼンが開始時には、100名弱の企業人が真剣な表情で壇上の研究者を見つめていました。

 

プレゼンの聴衆は本気で技術移転を目指す企業のみ

新技術説明会の参加者(聴き手)は、産学連携および技術移転に関心の高い企業ばかりです。今回プレゼンを実施した大阪大学の研究者は計10名。発表そのものが目的の学会発表などと異なり、「従来技術との比較、想定用途、実用化への課題、企業への期待等」、ビジネスマッチングを意識したプレゼンテーションが行われました。

 

ハイテンション!?な名刺交換は最高1人 で18社

本説明会は企業が研究者との距離をつめやすい、個別対応が充実した構成になっています。
まず、プレゼン終了後にはロビーでの名刺交換会が実施されますので、研究者を探し回ることもなく、どなたでも確実に名刺交換が可能です。「気がついたら研究者が帰っていた」というような事故も無いので安心です。
研究者1人当たりの名刺交換数は最高18社(平均12社以上)で、自社ノウハウや研究シーズの可能性を真剣にアピールしながらの名刺交換は、ポジティブかつハイテンションな雰囲気です!

 

ヒット率の高さが際立つ個別相談では、連続9社とのマラソン相談も

今回の新技術説明会の特筆すべき成果が、研究者10名で36件という個別相談件数の多さです。技術移転という明確な目的を持つ企業と研究者の、マッチングヒット率の高さが際立ちました。

中には連続9社との2時間以上にも及ぶ個別相談マラソンを初めて経験し、興奮冷めやらぬ様子の研究者も!具体的な相談内容のご紹介はできませんが、研究者と企業は内容の濃い議論で具体的な可能性を探り、新テーマの提案にまで話題が及ぶほど白熱する相談もみられました。

回を重ねるごとに、大阪大学新技術説明会に対する研究者と企業双方の期待感は高まってきており、次回は、プレゼン件数・集客数・マッチング件数が、さらに増加すると確信しました。

 

会場で出会った企業が、東京から阪大に続々と来訪中

新技術説明会での出会いをきっかけに、多くの企業が東京からわざわざ大阪大学を訪ねてこられており、協業に向けての面談や交渉が進行中です。ここから阪大発の技術移転が進み、卓越したイノベーションにつなげることで、多くの社会課題解決や新事業創成の実現が期待されます。

当本部では今後も、本気で技術移転を目指す企業と研究者のためのマッチングイベントを通じて、阪大発研究シーズの社会実装を促進してまいります。引き続き、当本部の取組みにご期待ください。

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