新しい価値を創る方法論としてのForesight Creation

2018.10.23(火)

イベント

講師 松波晴人(大阪大学共創機構産学共創本部特任教授/大阪ガス行動観察研究所所長)

 

新しい価値を創る方法論としてのForesight Creation

【講演概要】
イノベーションが求められる中、「新価値創造の方法論」として様々な方法論が提唱されていますが、この分野における理論とメソッドはまだ確立されているとはいえません。大阪ガス行動観察研究所は、これまでの実績(プロジェクト累計1,000件)を踏まえて、行動観察やクリエイティブシンキングを元に「新価値創造の方法論」の理論とメソッドを構築することを試み、Foresight
Creationと名付けました。この方法論においては、必要とされる能力を「8つの玉」の理論としてまとめ、それぞれの「玉」を育成する方法論を開発しました。このForesight Creationを大阪大学でForesight Schoolとして学生を対象として実施した結果、1)新たな価値を生む消しゴムが商品化される、2)EDGEコンペにて阪大チームが優勝する、といった成果が得られました。
本講演では、Foresight Creationの方法論とはどういうものなのか、新価値創造において重要な点はどこにあるのか、を解説します。

【プロフィール】
    大阪大学共創機構産学共創本部特任教授、大阪ガス行動観察研究所所長。兼(株)オージス総研行動観察リフレーム本部。サービス学会監事。神戸大学大学院工学研究科修士課程修了後、92年に大阪ガス(株)入社。米国コーネル大学大学院にて修士号(Master of Science)取得ののち、和歌山大学にて博士号(工学)を取得。2005年、行動観察ビジネスを開始。2009年に大阪ガス行動観察研究所を設立。著書に『ビジネスマンのための「行動観察」入門』(講談社)、『行動観察」の基本』(ダイヤモンド社)、『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』(講談社)、寄稿に『ハーバードビジネスレビュー「行動観察×ビッグデータ」特集』がある。

 

【特別ミニレクチャー】

今年のForesight Schoolでは食をテーマにします。
松波氏の講演の後に食をテーマにクックビズ株式会社の齋藤理氏に話題提供頂きます。

「新しい時代の『食』についての兆し」

齋藤 理
クックビズ株式会社 メディア企画部 部長 /  Foodion編集長

【プロフィール】
リクルートで13年間、ウェディング情報サイト「ゼクシィnet」立ち上げや、リクナビの企画担当、学生向けのアプリ開発、エントリーシート効率化サービス「OpenES」立ち上げなど、新規事業開発・プロダクト設計・マーケティングを歴任。2014年より飲食特化の人材ベンチャーであるクックビズ株式会社にジョイン、飲食業特化型の求人サイト「クックビズ」のプロダクトマネージャーとして、2017年に東証マザーズ上場を果たす。現在は、社内スタートアップとして、シェフ・料理人とつながる食のSNS「Foodion」の立ち上げと世界展開に取り組む。
著作:「一流の本質 20人の星を獲ったシェフたちの仕事論」(大和書房, 2017)
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主催 大阪大学共創機構産学共創本部イノベーション共創部門

お問い合わせ fs@uic.osaka-u.ac.jp

 

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