Foresight School ~新しい価値を生む方法論を学び実践する学校~
2018.10.23(火)
Foresight School
~新しい価値を生む方法論を学び実践する学校~
事務仕事はこれからAIやロボットに奪われる、といった趣旨の記事が世にあふれている。
そんな中、「これから身に着けるべき能力とは何なのだろう?」と考える人は多い。
「人間にしかできないことはクリエイティビティだ。ぜひクリエイティブになりたい!」と考えるあなたのための学校がForesight Schoolである。
行動観察研究所は、新しい価値を生む(=イノベーション)ための方法論「Foresight Creation」をまとめた。この方法論は、取るべきプロセスと、必要とされる能力(8つの玉)に集約される。
Foresight Schoolを過去2年間実践することで、受講生のみなさんは具体的な成果を生み出している。(例:彼らの案が製品として発売された、コンペで優勝した、など)
この方法論については「ザ・ファースト・ペンギンス-新しい価値を生む方法論(講談社)」として書籍にまとめた。また、既に複数の企業でこの方法論が取り入れられている。
来たるべき未来に向けて、牙を磨く学校、それがForesight Schoolである。
開講日時:
第1回:11月08日(木):18時00分~19時30分 (初回のみ、一般公開のセミナー形式)
第2回:11月15日(木):17時30分~20時30分
第3回:11月22日(木):17時30分~20時30分
第4回:11月29日(木):17時30分~20時30分
第5回:12月06日(木):17時30分~20時30分
第6回:12月13日(木):17時30分~20時30分
第7回:12月20日(木):17時30分~20時30分
第8回:01月10日(木):17時30分~20時30分
第9回:01月17日(木):17時30分~20時30分
場所: 大阪大学豊中キャンパス 全学教育総合棟I2階セミナー室
詳しくは受講者にお知らせします。
対象: 大阪大学学生、教職員など20名程度
(申し込み多数の場合は受講者の選抜を行うことがあります。)
受講料: 無料
目的と概要:
・「モノ、サービス、社会」において、新しい価値を創造するための「スキル/知識/マインドセット」を学ぶ
・新価値創造のためのプロセスは、下記の行動観察の方法論に基づく
①finding(気づきを得る)→②insight(洞察を得る
→③foresight(展望を生む)→④action(実行する)
・受講者はコース全体をとおして「組織における新価値創造の担当者」としての役割を担い、「実践(まずは行動)→学習(行動の結果と理論から学ぶ)→実践(学びを得た上で行動する)」のプロセスを通じて、ビジネスにおいて実際に成果を生む能力を身につける
・イノベーション創出のために、以下の内容を身につける
1)スキル: 気づき力、洞察力、創造力、実行力
2)知識: 人間・世の中の動向についての深い理解
3)マインドセット: 自己効力感、チャレンジ精神、他己実現
・具体的な新価値創造プロジェクトを1つ以上実施する
・最終的には、「具体的な新価値」を生み出し、実践する
講義内容 (全9回):
第1回:イントロダクション
課題認識の共有: 新価値創造・イノベーションについての背景・実態
Foresight Creationの方法論の概要: どうすれば新価値を生めるのか、fact→insight→foresight→actionの流れとワーク
第2回:気づき
・1つ目の玉「着観力」を学ぶ
・気づきの実践と理解: 気づきとは何か? 気づきを妨げる人間の4つの認知的バイアスとは
・観察と共感に基づく気づきの実践: ワークに基づく、気づきの実践
・実プロジェクト(1)のクライアントへのインタビュー
→2週と3週の間に、各自で気づきを集める
第3回:気づき+洞察
・実プロジェクト(1)における気づきの実践と共有
・2つ目の玉「アブダクション」を学ぶ
・気づきからの仮説的推論の実践
・3つ目の玉「統合」を学ぶ
・複数の気づきの統合を実践
→3週と4週の間に、さらに各自で気づきを集め、仮説を出す
第4回:気づき+洞察+展望
・実プロジェクト(1)における仮説(インサイト)出し
・4つ目の玉「リフレーム」を学ぶ
・具体的な新価値を発想するための「統合」と「リフレーム」の実践
・実プロジェクト(1)におけるコンセプト、仕様の検討
→4週と5週の間に、実プロジェクト(1)の提案を準備
第5回:洞察+展望+実行
・実プロジェクト(1)の提案準備
・5つ目の玉「メタファー」を学ぶ
・実プロジェクト(1)の提案をクライアントに説明
・プロジェクト(1)からの学びについての振り返り
第6回:気づき+洞察+展望
・実プロジェクト(2)の概要の共有、クライアントとの議論
・6つ目の玉「先見力」を学ぶ
・取り組み方についての準備
→6週と7週の間に、各自で気づきを集め、インサイトを出す
第7回:気づき+洞察+展望
・7つ目の玉「メタ認知」を学ぶ
・実プロジェクト(2)への取組、気づきの共有
→7週と8週の間に、さらに気づきを集め、インサイトを出す
第8回:気づき+洞察+展望
・8つ目の玉「マインドセット」を学ぶ
・実プロジェクト(2)のインサイト、ソリューションの検討
→8週と9週の間に、クライアントへの提案を固める
第9回:洞察+展望+実行
・実プロジェクト(2)の提案準備
・実プロジェクト(2)の提案をクライアントに説明
・Foresight School修了式
全体を通しての学びの共有
特記事項:
・講義に加えて、フィールドワークやディスカッションなどを実施します。
・コース全体を通して、具体的なアウトプットを出すプロジェクトを1つ以上実施します。
また、講座内でも様々なワークを用いて実践を行います。
教科書・教材
・「ザ・ファースト・ペンギンス -新しい価値を生む方法論」(講談社) 松波晴人著
・あなたの人生の科学(上)(下)(デイヴィッド・ブルックス著、ハヤカワ文庫NF)
(単行本版で同内容の「人生の科学:「無意識」があなたの一生を決める(早川書房)」も可)
参考文献
・「常識を乗り越え、みずから変化を生み出す法 行動観察をイノベーションへつなげる5つのステップ (松波晴人)」 ハーバード・ビジネス・レビュー論文
【お申し込み】氏名、所属、メールアドレス、受講動機(文字数自由)を明記の上、
件名を「フォーサイトスクール」とし、 fs@uic.osaka-u.ac.jp 宛てにメールをお送りください。
【お問い合わせ】メールにて fs@uic.osaka-u.ac.jp までご連絡下さい。
主催 大阪大学共創機構産学共創本部イノベーション共創部門
・Foresight School2018フライヤー.pdf (※下の画像と同じものです)