NEDOと大阪大学が起業家支援に関する相互協力の覚書を締結
2019.09.26(木)
NEDOと大阪大学が起業家支援に関する相互協力の覚書を締結
―大学発ベンチャーの創出、ベンチャー支援人材の育成などで連携―
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) と大阪大学は 9月19日、大阪大学発ベンチャーの創出に向けた支援やベンチャー支援人材の育成などで連携して取り組むことに合意し、起業家支援に係る相互協力の覚書を締結しました。
本覚書のもと、NEDOと大阪大学は、ビジネスプランコンテストなどによる大学発ベンチャーの創出促進のほか、ベンチャー支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成などを実施していく予定です。
このような取り組みを通じて、今後、NEDOと大阪大学は、研究開発型ベンチャーが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくベンチャーエコシステムのさらなる裾野拡大や、イノベーション創出環境の整備に貢献していきます。
1.概要
国内の産業技術のイノベーションの担い手として、研究開発成果などシーズ技術や知的財産を有する大学の存在が一層注目される中、その社会実装の手段として、大学発ベンチャーの創出・育成が重要視されています。
こうした背景から、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)は、大学発ベンチャーや起業家に対する支援を積極的に行っている大学と、相互協力の覚書を順次締結、大学とともに大学発ベンチャーへの支援を行っています。
今般、NEDOと国立大学法人大阪大学は、大阪大学発ベンチャーの創出に向けた支援やベンチャー支援人材の育成など、起業家支援に係る相互協力の覚書を締結しました。
起業家支援の相互協力に関するNEDOと大学との覚書は、国立大学法人東北大学、国立大学法人九州大学などに続き 12例目となります。
本覚書のもと、NEDOと大阪大学は、ビジネスプランコンテストなどによる大学発ベンチャーの創出促進のほか、ベンチャー支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成などを実施していく予定です。
このような取り組みを通じて、今後、NEDOと大阪大学は、研究開発型ベンチャーが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくベンチャーエコシステムのさらなる裾野拡大や、イノベーション創出環境の整備に貢献していきます。
2.覚書の内容
【1】大学発ベンチャー創出に向けた活動の活性化
大阪大学が実施する大学発ベンチャー創出に向けたビジネスプランコンテストなどと、NEDOが実施する「NEDO Technology Commercialization Program (TCP)※1 」が連携して、大阪大学発ベンチャーの創出に向けた支援を行います。
【2】研究開発型ベンチャーのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成
NEDOが実施する高度専門支援人材育成プログラム「NEDO Technology Startup Supporters Academy (SSA)※2 」やオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会 (JOIC)※3 の活動において、大阪大学などから優先的に人材を受け入れ、研究開発型ベンチャーのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材を育成します。
【3】NEDO委嘱カタライザーの派遣
大阪大学発ベンチャーや起業を目指す人の相談案件に対し、NEDO委嘱カタライザー※4 を無料で派遣します。
【注釈】
※1… | NEDO Technology Commercialization Program (TCP) |
技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者などを支援するためのプログラム。 | |
※2… | 高度専門支援人材育成プログラム「NEDO Technology Startup Supporters Academy (SSA)」 |
国内のベンチャーエコシステムを下支えするための公益的視点と、広い知見や高い専門性を持って研究開発型ベンチャーの成長を伴走支援できる人材を育成するプログラム。 | |
※3… | オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会 (JOIC) |
大企業やベンチャー企業の積極的なマッチング機会やピッチイベント、ワークショップなどの開催を通じて、国内のオープンイノベーションの発展や活性化を目指す民間団体。 | |
※4… | NEDO委嘱カタライザー |
NEDOが委嘱したベンチャー支援経験の豊富な有識者。 |