日時
2020年1月13日 (祝) 、18日（土）、19日（日）各日10時～18時

「イノベーションを起こすってどうやればいいの？」「クリエイティブな人になりたい」
と考えるあなたのための学校がForesight Schoolです。新しい価値を生む（＝イノベーション）ための方法論Foresight Creationにおいては、「どういうプロセスで実践すべきか」と「そのプロセスを実行する上で必要とされる能力（8つの玉）は何か」が整理され、みなさんがトレーニングやプロジェクト実践を通じて、学べるようになっています。Foresight Schoolは既に過去３年間行われており、受講したみなさんは具体的な成果を生み出しています（例：彼らの案が製品として発売された、コンペで優勝した、など）。この方法論については「ザ・ファースト・ペンギンス　－新しい価値を生む方法論（講談社）」として書籍にまとめました。また、既に複数の企業でこの方法論が取り入れられています。来たるべき未来に向けて、牙を磨く学校、それがForesight Schoolです。

講師
松波晴人（大阪大学共創機構 特任教授/大阪ガス行動観察研究所 所長）

開講日時
第１回：1月13日 (祝)：10時～18時
第２回：1月18日 (土)：10時～18時
第３回：1月19日 (日)：10時～18時

場所
ダスキンラボ
（千里中央駅近く）
https://www.duskin.co.jp/rd/lab/

対象
大阪大学学生、教職員など20名程度
（申し込み多数の場合は受講者の選抜を行うことがあります。）

目的と概要
・新しい価値を創造するための「スキル/知識/マインドセット」を学ぶ
・新価値創造のためのプロセスは、下記の行動観察の方法論に基づく
①fact(気づきを得る）→②insight（洞察を得る）→③foresight（展望を生む）→④action（実行する）
・受講者のみなさんは、「組織における新価値創造の担当者」としての役割を担い、「実践（まずは行動）→学習（行動の結果と理論から学ぶ）→実践（学びを得た上で行動する）」のプロセスを通じて、ビジネスにおいて実際に新しい価値を生む能力を身につける
・イノベーション創出のために、以下の身につける
１）スキル：　気づき力、洞察力、創造力、実行力
２）知識：　人間・世の中の動向についての深い理解
３）マインドセット：　自己効力感、チャレンジ精神、他己実現
・具体的な新価値創造プロジェクトを１つ実施する
・最終的には、「具体的な新価値」を生み出し、実践する

予定
第1回：イントロダクション＋気づき＋洞察
・背景：　新価値創造・イノベーションについての背景・実態
・Foresight Creationの方法論の概要：　どうすれば新価値を生めるのか、fact→insight→foresight→actionの流れとワーク
・1つ目の玉「着観力」を学ぶ
・気づきの実践と理解：　気づきとは何か？　気づきを妨げる人間の４つの認知的バイアスとは
・観察と共感に基づく気づきの実践：　ワークに基づく、気づきの実践
・実プロジェクト（１）のクライアントへのインタビュー
・2つ目の玉「アブダクション」を学ぶ
・3つ目の玉「統合」を学ぶ
・8つ目の玉「マインドセット」を学ぶ
→1回目と2回目の間に、各自で気づきを集め、仮説を出す
第２回：気づき＋洞察＋展望
・４つ目の玉「リフレーム」を学ぶ
・５つ目の玉「メタファー」を学ぶ
・６つ目の玉「先見力」を学ぶ
・７つ目の玉「メタ認知」を学ぶ
・実プロジェクトにおける仮説（インサイト）出し
・実プロジェクトにおけるコンセプト、仕様の検討
第３回：洞察＋展望＋実行
・実プロジェクトのインサイト、ソリューションの検討
・実プロジェクトの提案をクライアントに説明
・Foresight School修了式
・全体を通しての学びの共有特記事項
・講義に加えて、フィールドワークやディスカッションなどを実施します
・コース全体を通して、具体的なアウトプットを出すプロジェクトを１つ実施します（クライアントあり）。また、講座内でも様々なワークを用いて実践を行います。

教科書・教材
・「ザ・ファースト・ペンギンス　－新しい価値を生む方法論」（講談社）　松波晴人著
参考文献
・「常識を乗り越え、みずから変化を生み出す法　行動観察をイノベーションへつなげる5つのステップ　（松波晴人）」 ハーバード・ビジネス・レビュー論文

【お問い合わせ】
大阪大学Innovators’ Club
iclub@uic.osaka-u.ac.jp までご連絡下さい。